スポンサーリンク

2019ルヴァン杯決勝の死闘で北海道コンサドーレ札幌が魅せたもの

コラム

ルヴァンカップ決勝が10月26日、埼玉スタジアムで行われ、北海道コンサドーレ札幌と川崎フロンターレが対戦した。

結果は、2-2で延長戦に突入し、延長でお互いに1点ずつを奪い合い、3-3でPK戦での決着となった。

結果は川崎フロンターレが優勝杯を手にし、北海道コンサドーレ札幌は準優勝に終わった。

まさに死闘であった

北海道コンサドーレ札幌の選手たちは、ただ負けたわけではない。

前評判では川崎フロンターレの圧倒的有利。

札幌は勢いでここまで来たという大方の考えだったと思う。

そんななか、先制したのは札幌。

福森が逆サイドへ正確なフィード。

受けた白井は、裏街道で1人交わし、クロス。

ボールはファーまで行き、そこにいたのは札幌下部組織出身の菅大輝。

初めての大舞台で札幌ユース出身の生え抜き選手が先制ゴール。

勢いは確かにあった。ただ、それだけではないミシャ札幌のサッカーでよく見られたサイドを大きく使っての攻撃。

ミシャ札幌は、観客を魅了するような攻撃で先制点を奪った。

その後は、川崎にボールを保持され、いくつかのピンチを招いたが、運があったようにボールはポストに跳ね返ったり、枠を外れたりした。

しかし、前半終了間際にセットプレーから同点に追いつかれる。

後半は、1-1のまま試合は終盤を迎える。

後半43分、川崎が勝ち越しゴールを決める。

途中出場の小林悠に決められ、勝負は決まったかと。多くの人が思っただろう。

スポンサーリンク

後半ロスタイムのコーナーキック。ドラマが待っていた。

福森からのボールを札幌の下部組織出身の深井一希がチームを救う同点弾。

試合を延長戦へ持ち込む。

延長前半戦、勢いそのままの札幌は、福森のスーパーフリーキックが炸裂。

このフリーキックになったファールで川崎はDF谷口が退場。札幌が有利になり、優勝すると思った人も多いだろう。

しかし、これで終わらないのもJ1で2連覇中の王者川崎。

延長戦後半4分に、またしてもキャプテン小林悠に決められ同点に追いつかれる。

まさに死闘だった。

延長戦は、3-3の同点で終了し、決着はPK戦へ。

PK戦に関しては、札幌側のゴール裏で行われていたら札幌が勝っていたと思ったりもする。

結果は準優勝で終わったが、J1王者相手にオールコンサドーレで戦い最後まで苦しめた北海道コンサドーレ札幌のルヴァンカップFINALの経験は、今後に必ず生きていくだろう。

2019ルヴァンカップで最後まで多くの感動をくれたコンサドーレに感謝。

 

北海道コンサドーレ札幌サポーターが魅せたもの

ここからは、ルヴァンカップFINALの北海道コンサドーレ札幌サポーターが魅せた感動場面について語りたい。(画像・動画あり)

コンサドーレコールとスティング

試合前、札幌の選手がウォーミングアップに登場したとき、過去最大のコンサドーレコールが起こった。

 


その後に、札幌サポーターの十八番「スティング」がスタジアム中に響き渡った。

 

スポンサーリンク

美しいコレオグラフィー

そして次に、アップが終わった後の選手入場で美しいコレオグラフィーが北側ゴール裏を彩った。

赤と黒の縦縞に白抜きの北海道の型を演出。

とても美しく、誇らしい。

 

バビロンの河

後半開始前には、声だけの「バビロンの河」チャント。


「何も恐れず 胸を張り戦え オー札幌 オー札幌」

またしても感情を動かされる気持ちのこもった大声量だった。

 

延長戦開始前の「Go WEST」

後半終了の笛が鳴った後、延長に突入するのが決まり、コンサドーレサポーターは、タオルマフラーを掲げ「Go WEST」チャントを繰り出した。


ゴール裏だけでなく、メイン・バッグスタンドにいるコンサドーレサポーターも一体となって作り出した雰囲気。

 

オールコンサドーレで

今回のルヴァンカップFINALで、死闘を繰り広げた北海道コンサドーレ札幌。数々のドラマがあったこの試合は、選手や監督・スタッフだけでなく、サポーターが作り出した雰囲気やなどオールコンサドーレで実現したものだと感じた。

このオールコンサドーレで今度こそ初タイトルを取って、みんなで泣こう!

「これからも俺たちは愛するコンサドーレとともに生きる。」

人生だから