2019年11月25日、スポニチの記事で北海道コンサドーレ札幌のク・ソンユンとキム・ミンテの来季クラブ残留の記事が出た。

結果、2020シーズンも両選手はコンサドーレへ残留してくれたわけだが、
札幌サポーターは嬉しく思うと同時に気になることがある。
それは、韓国人選手の兵役事情だ。
韓国人Jリーガーの兵役事情
韓国では、「兵役法」ですべての成人男子(韓国では満19歳で成人)に兵役の義務が課せられており、28歳(韓国年齢29歳)の誕生日を迎える前までに入隊しなくてはならない。期間は、約2年間。
サッカー選手の場合は、国際大会で優秀な成績を収めると兵役免除となる。
兵役免除とならない場合は、軍隊に入隊しながらプロのレベルでサッカーを続けようとすると、軍隊のサッカーチームである「尚州尚武FC」へ加入しなければならない。
尚州尚武FCへ加入は、27歳までが限度で、さらに前年までに韓国のサッカーリーグ「Kリーグ」のクラブに所属していなければならないという。
よって、韓国人Jリーガーは尚州尚武FCへ加入するためには、26歳になると韓国のKリーグのクラブへ移籍しなければならない。
最近の韓国人Jリーガーでは、サガン鳥栖のキム・ミヌが2016年(26歳)で退団しKリーグへ行った後、尚州尚武FCへ加入している。
キム・ミンテ退団の噂
キム・ミンテは、今シーズンで26歳になる。
よって、尚州尚武FCへ加入するには来シーズンはKリーグでプレーしなければならないためコンサドーレから退団するとの見方をしていたサポーターは多い。
ミンテ兵役どうなってんの?
— アジアンベコム (@british_yakan) November 25, 2019
ソンユン 、ミンテは非常にうれしい!
が、兵役は大丈夫なのかな…— dai.y.consa (@YConsa) November 24, 2019
今回のク・ソンユンとキム・ミンテの来シーズンのコンサドーレ残留でキム・ミンテが残留する理由として考えられる可能性は以下のとおり。
- Kリーグへ移籍する時期まであと1年ある?
- 尚州尚武FCへ加入せず、兵役に行くことを選択?
- 奥さんが日本人ということで兵役に行かなくて良い条件を満たすことができる?
- 日本への帰化を選択?
- 東京五輪でオーバーエイジに選ばれてメダル獲得もしくは、代表のアジア大会で優勝メンバーになり、兵役免除を目指す?
このことについて、(株)コンサドーレの社長である野々村芳和氏が「ミンテは兵役を先延ばしにできそうである」と話していた。
キム・ミンテの奥さんが日本人であることで何かしらの理由でまだ兵役に行かなくてよいという可能性が一番高いだろう。
しかし、いずれは兵役に行く可能性があり、札幌サポーターは今後のキム・ミンテの動向がすごく気になるところ。
キム・ミンテが残留すれば札幌サポーターにとっては嬉しいことだが、キム・ミンテの今後が気になって仕方ない。
ク・ソンユンの兵役事情
それでは、守護神としてコンサドーレのゴールを守り続けてくれているク・ソンユンの兵役事情はどうなっているのだろうか?
クソンユンは、キム・ミンテの1歳年下であるため、2020年が兵役前に日本でプレーする最後の年になる可能性が高い。
2021年はKリーグのクラブへ移籍し、その後兵役をしながら尚州尚武FCという流れが通常であろう。
ク・ソンユンが兵役を免除されるようになるためには、2020年の東京オリンピックでオーバーエイジとして韓国オリンピック代表として出場しメダルを獲得することぐらいである。
ク・ソンユンとキム・ミンテ、コンサドーレの守備の要である両選手の兵役事情の今後の動向もきになるところである。
※2020年5月29日更新。ソンユンが兵役のため韓国クラブへ移籍報道が出ました、、

公式に大邱FCへの移籍が発表された。
