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道知事がIR誘致見送りを表明。ハードロックとコンサドーレの関係に影響は?

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北海道の鈴木直道知事が29日、道議会の一般質問でカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致の申請を見送ることを表明した。

自然環境への影響や道議会で過半数を占める自民党会派に慎重意見があるのを踏まえてIR誘致を見送る。

IRは、既に横浜市、大阪府と大阪市、和歌山県、長崎県が誘致を表明しており、立地区域は最大3ヵ所となっている。

北海道では、苫小牧市を優先候補地として誘致を検討していたが、ギャンブル依存症や環境への懸念から反発する声も強かった。

 

コンサドーレとハードロックの関係

これを受けてSNS上では、北海道コンサドーレサポーターがクラブのオフィシャルトップパートナー(スポンサー)である、ハードロック・ジャパンのパートナー契約を心配する声が挙がっている。

 

 

ハードロック・ジャパン株式会社は、世界70カ国以上にて200以上の施設を展開するハードロック・インターナショナル(本社:フロリダ州、オーランド、会長:ジム・アレン)の日本法人で、2018年にコンサドーレとオフィシャルトップパートナー契約を締結。

ハードロック・インターナショナルが、プロスポーツチームのトップパートナーになるのは初めてのことで、北海道に魅力を感じ、コンサドーレの試合でコンサドールズとのコラボやさっぽろのまつりで盛り上げてくれたりと北海道を盛り上げてくれていた。

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ハードロックは、2019年1月に苫小牧のIR構想を発表、4月には苫小牧に支店を開設し、5月に苫小牧市IRへ50億ドル(約5,500億円)の投資する考えを明かしたりと、北海道にこだわり本気で苫小牧市IR実現を目指していた。

北海道がIR誘致見送りとなればハードロックがコンサドーレから撤退する可能性も高い。

 

将来的に誘致する可能性?

今回、鈴木直道北海道知事は「今回のIR区域認定申請は見送るが、来たるべき時に備えて準備を進めてIRに挑戦したい」と語っている。

 

来たるべき時がいつになるかわからず、その来たるべきときにいま手をあげてくれている企業がまた挙げてくれるとは限らない。

いま、IR誘致を決断できないものが来たるべき時に決断をできるのだろうか。

今回のIR誘致見送りは、北海道経済にとっても機会損失であり、非常に残念だ。